最近、健康法の話題に目が留まることが増えた。というのも、僕自身がそろそろ30代の終わりを迎える、不惑の40代が見えてきたからだ。
学生時代から続けているこのブログも、気がつけば20年以上。
我ながらよく続いたものだと思うが、同時に老いという言葉が現実味を帯びてきた。
僕は根っからのゲーマーだ。
できることなら、いつまでも健康で、元気にコントローラーを握っていたい。
そう思って健康法に興味を持ち始めたのだが、調べれば調べるほど、正直こう思ったのだ。
「健康法が多すぎる」
人間というのは、老化するほどに体のどこかが不調になるようにできている。
膝が痛い、肩が上がらない、朝がつらくなるか、やたら早く起きるようになるとか。
でもそれは不健康ではなく、ただの経年劣化だ。ところが現代社会では、そうした当たり前の衰えに、やたら処方箋を差し出してくる。
「50代からはこれを食べろ」「60代におすすめの運動法」「脳を若返らせる3つの習慣」……。
ああいう記事や動画の多さたるや、もはやひとつの産業である。
でも、考えてみてほしい。
そんなもの、全部試すにはどれだけの時間と予算がかかるのか。
ハッキリいって、無理だ。
健康法というのは、一見、自分の未来を良くする選択肢のように見える。
だが裏を返せば今の自分は足りていないという前提のもとに成立しているものだ。
だから健康法を探せば探すほど、今の自分は不健康なんじゃないかという不安が増える。
そしてこれらの健康法のどれが正しいかなんて、個人差がありすぎて誰にも分からない。Aさんには合っても、Bさんには害になるということもある。科学的に正しいと言われていた説が、医学の進歩と共に覆ることだって珍しくない。有名な例でいえば、少量のアルコールは体に良いという説が長年語られてきたが、WHOは2023年にこれを否定している。
アホみたいに食生活を気にした結果、あすけんの女が「今日のスコアは77点」と褒めてくるが、ゲームのトロフィーみたいに満足感は一時的で、翌週には新しいトレンドが現れる。腸内フローラを整える発酵食品で長生きだとか、サウナと冷水浴で血行促進が長寿の秘訣だとか。
もう、追いつく気力すら削がれる。
健康法の産業は、僕らの不安を燃料に回ってる。
老化を敵として描き、毎日のように新兵器を売りつける。
繰り返し言うが本当のところ、誰もが知ってるはずである、人間の体がボロボロになる方向に、経年劣化に向かっていくのは、自然なことなのだと。
じゃあ僕はどうすればいいのか。
最近考えたちょっとした着地点はこれだ。
最小限のルールで、最大限の効果を。
まず、基本を押さえる。WHOが言うように、喫煙やアルコールは控えめに、野菜を多めに、そして運動を忘れない。それだけ守ってれば、少なくとも経年劣化の加速は避けられる。これらは胡乱ななんちゃって健康法とは違い、生活習慣病の予防として確実に効果があるものだ。
ゲームが同じである。無限のタイトルがリリースされても、全部クリアしようとしてたら一生終わらない。僕は選ぶ。自分の好みに合ったジャンル、クリアしやすそうなステージから。たぶん、健康法も同じであるのだ。
皆さんは、健康法という無限のタイトルの中から、これだという一本を見つけているだろうか。
それでは今日はこのあたりで。